ひるぜんジンギスカン物語 第1話 ひるぜんジンギスカンってどこから来たの? ひるぜん高原の名物料理といったらみなさんは何を思い浮かべますか? ひるぜん高原の風景 ひるぜんで一番多く食べられているのは「ジンギスカン」です。
ジンギスカンというのは皆さんもご存知のとおり、独特の形をした丸い鉄なべの上に、羊の肉や野菜などを並べて焼いて食べる料理で、たいていの人は一度は食べたことがあると思います。
特にこれからの暑い季節はジンギスカンでビールなんて最高!夏空と緑の草原が広がるひるぜん高原で食べるジンギスカンは最高ですよ! でも、なんでジンギスカンってひるぜんの名物なんでしょう? 北海道じゃないの? など考えてみるとちょっぴり不思議ですよね。
そもそもニッポンにおけるジンギスカン料理の起源は昭和の初期にさかのぼるそうです。
当時は軍隊をはじめ、警察などの防寒用の服を作るために羊毛は必需品で、羊毛を国産により自給する施策が国によって立てられました。
それにより、農家などでも羊の飼育が奨励されたのですが、国は毛の確保だけにとどまらず同時に羊肉の消費もすすめて、国民の栄養の補充にあてようとしました。
「一石二鳥」ならぬ「一石二羊」をもくろんだわけですね。
ひるぜんのジンギスカン もやしはあまり入っていません。
しかし当時の日本には羊の肉を食べる習慣がほとんどなかった上、毛を刈り取られる役目を終えた年をとった羊が食用にされたため、かなり肉も硬く、独特の匂いもきつかったことと思われます。
人間だって、髪の毛を刈らなくても良いような状態の年になるとニオイがきつくなりますもんね・・・?(加齢臭)・・・ それに肉の保存方法や流通状況も今よりははるかに悪かったですし、臭くてまずい肉はますます敬遠されたことでしょう。
それでもなんとか食用にと力を入れた国は、大学機関に料理研究の依頼までして頑張りました。
その結果生まれたもののひとつが「ジンギスカン」だといわれています。
そして当時牛肉が非常に高かったのに比べ、羊肉はやはり安かったのは魅力でした。
特に北海道では羊毛用の羊がたくさん飼育されていたので、ジンギスカンは最初北海道において普及していったということです。
またジンギスカンといえばあの独特な形をした鍋が特徴なのですが、あれも日本で考えられたものだそうです。
よくジンギスカン料理はモンゴルの兵士が、戦場で鉄カブトで羊の肉を焼いて食べたのがその起源であって、あの鍋の形は鉄カブトからきているのだなどと言われたりもしますが、それはどうやらウソのようです。
なんだかその話のほうがもっともらしくておもしろいのですが残念ですね。
そんな誕生の歴史を持つジンギスカンが、ではなぜはるばる岡山県の山奥のひるぜん高原の名物になったのかというと、その起源は半世紀以上も昔にさかのぼります。
そこには村おこしに燃えた人々の苦労と努力があったのです。
第3話 ひるぜんジンギスカン誕生 第2話 どうしてひるぜんでジンギスカンなの? 今からさかのぼること50年以上も前の昭和30年頃、戦後の復興を成し遂げた日本は高度成長期を迎えます。
日々食べていくことがやっとだった戦後の荒廃から抜け出し、生活に余裕が出てきた人々の間には余暇を楽しむゆとりも生まれてきていました。
当時の池田隼人首相は「所得倍増論」を唱え国民を鼓舞。
全国民が一丸となって豊かな日本を作るために前進していました。
バブル崩壊以降、実質的な長期の低迷を続けている昨今の日本と比べると、国も国民一人ひとりも元気や勢いがあり、良き昭和の時代であったという気がします。
そんな中、戦前・戦中と陸軍の演習場として使われていたひるぜん高原一帯は、その雄大な景観から今度は観光地として一躍脚光を浴びるようになってきていました。
雪深い山間部に位置し、農業以外にこれといった基幹産業のなかったひるぜん地方。
当時の役場も観光を将来のひるぜん発展のための柱にしようと、キャンプ場や登山道、スキー場などの整備に力を入れました。
ひるぜんに「西の軽井沢」の名前が付けられたのもこの頃です。
こうして雄大な自然をいかして施設も整備され、ハード面は充実してきたひるぜん高原ですが、観光のもうひとつの大きな要素である「食」に関しての目玉となる、これといった料理がありません。
山の中のひるぜんでは当時はお客さんに出せるような新鮮な魚は入りません。
山菜など山の幸は豊富でしたが年間をとおして安定して供給することができませんし、豊かさや豪華さを求めていた当時の状況の下ではインパクトにも欠けます。
また牛や豚の肉はそのころのひるぜんではまだまだ貴重品で値段も高く、大衆向けではありませんでした。
何か良い料理はないものかとあれこれと頭を悩ませた行政関係者が目を付けたのが、羊肉を使ったジンギスカン料理でした。
その頃日本中にも、ジンギスカン料理を提供している観光地はほとんどなかったのですが、ひるぜんの先人はこの料理に白羽の矢を立て、ひるぜんの新しい名物として育てていくことにしたのです。
インターネットのサイトで有名なウィキペディア百科でジンギスカンを調べると ひるぜん高原が全国でも有数のジンギスカン料理の提供地として紹介されています。
内容量 2200g 適用人数 15〜30人前 残ったときの他レシピ 1.B1グルメでおなじみの【ひるぜん焼きソバ】のソースとして。
2. 野菜炒めの調味料として 賞味期限 20日間 (到着日含む) 配送温度帯 保存法 商品到着後 冷蔵保存 原材料 リンゴ、はちみつ、ニンニク、しょうゆ、砂糖等
楽天で購入2,382円(税込み)